イヌとネコの現代病 -第8回-
<犬と猫の糖尿病>

糖尿病とは?

人を含め、犬や猫も食品を摂取する事により糖質を消化や分解を行い血液を通して、体内を巡りエネルギーへと変換されていきます。

そして食品を摂取すると血液中の血糖値(血糖値=血液中の糖質の値)が上昇していきます。

その血液中の血糖値を下げてくれる、調節してくれる唯一のホルモン、「インスリン」の作用が低下する病気です。

インスリンの作用が低下してくると血液中の血糖値が高いままだったり、尿に糖分が出てくることがあります。

治療していくうえで、インスリン投与が毎日必要なものを『インスリン依存型』(Ⅰ型)と呼ばれ、治療上インスリン投与が必要ないものを『インスリン非依存型』(Ⅱ型)と呼ばれます。

 

ほとんどの例では、症状が進んだ状態で発見されるため、インスリン依存型の方が多いです。

 

また、多くの犬種で発症します。7歳~10歳齢で成犬~老齢のものに多いです。特にダックスフンドやトイプードル、ゴールデンレトリーバーでは多く見られることがあります。

糖尿病になる原因

遺伝的な要因が関係してくるとともに、肥満、感染、運動不足などの要因も関係してきます。

糖尿病の症状

食欲の増加・飲水量や回数の増加・尿量の増加・体重の減少があります。

いくら食べても体重が増 えない、水を異常に欲しがり飲むといった症状が出た時には要注意です。 

糖尿病を発症してしまうと、様々な合併症が起こりやすくなります。

慢性的な細菌感染による皮膚 炎や膀胱炎、急に進行してくる白内障がおこることがあります。

糖尿病の治療

糖尿病は発症するとずっと付き合っていかなければいけない病気です。

毎日のインスリンの投与が 必要となってきます。

(軽度であれば食事療法のみ毎日行っていくものなので、飼い主さんが根気 よく向き合っていく必要があります。)

継続的に行えば毎日の生活は比較的健康なわんちゃんと同 じように過ごすことが出来ます。

しかし治療を怠けてしまえば健康を損ね症状を重くしてしまった り、他の病気が原因となり危険な状態になることもあります。

日ごろから、適度な運動、適切な食事を摂る、体重管理に気を付けていくことが大切です。

糖尿病を予防する

糖尿病を予防するためには、適切な食事と適度な運動を心掛け、そして肥満にならないように、体重をこまめにチェックしていくことが大切です。

まとめ

糖尿病はじわじわ進行していく、発症すると生涯付き合っていかなければいけない病気です。 

病院に定期健診や血液検査、尿検査にて早期発見につながることもありますので、お気軽にご相談 ください。

当院では細胞移植医療を行っております。ご相談ください。

 

中の道動物病院 苫小牧院

苫小牧市新富町1丁目7-19

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