イヌとネコの現代病 -第7回-
<マダニ>

夏場、楽しいお散歩から帰ると…

かわいい愛犬の顔や体にマダニが付いていた事がありませんか?

愛する我が子の皮膚にくいつき血を吸うあの憎きマダニたち!

 

そもそもマダニとはどんな生き物なのでしょう。

今回はマダニの性質と適切な予防法をお話いたします。

マダニとは?

マダニとは、家の中に住むダニとは異なり硬い外皮に覆われ、クモやサソリに近い生き物です。

日本には8属60種類のマダニが分布すると言われ、中でも約20種類のマダニがワンちゃんに寄生します。

マダニのごはんは?

マダニのとっておきごはんは、ワンちゃんネコちゃんの血液です。

幼ダニ・若ダニは発育のため、成ダニは産卵のために吸血します。

マダニの居所

マダニは公園や河川敷の草むらに潜んでいます。

葉っぱの先端に大量のマダニが隠れ、そばを通りかかったワンちゃん・ネコちゃんに飛び移る機会を待っています。

マダニはどこにくっつくの?

マダニは独特の感覚器官で動物の体温やニオイ・振動・二酸化炭素などを感知します。

したがってマダニは顔などに寄生する事が多いです。

マダニに吸血されて痛くないの?

マダニはだ液に含まれる酵素で皮膚を溶かしながら口器を差し込んで吸血します。

吸血中にマダニが吐き出すだ液には抗血液凝固や抗炎症活性があり、動物が痛みなどを感じないように抑制しているため、動物はマダニには気付きません。

マダニが付いたらどうなるの?

マダニが吸血する際に吐き出すだ液などにより、周囲の細胞の溶解と壊死・化膿・マダニが持つ原虫の感染・細菌感染・バベシア症などの感染、また人間にも感染するライム病などの病気をもたらします。

マダニが付いたらどうすればいいの?

マダニの口はセメントのような物質でしっかり咬みついているため、引っぱってもなかなか取れません。

無理に取ってしまうと、口器だけが皮膚に残り、化膿してしまう事がありますので、絶対にしないで下さい。

付いてしまった場合は、マダニをピンセットなどにはさみ、ゆっくりと一定方向にクルクルと回し続けると自然と取れますが、ご家庭では動いてしまい、失敗してしまうパターンが多いので、マダニ予防薬を付けていただくか、早めに獣医さんに取ってもらいましょう。

愛する我が子をマダニから守るには?

マダニの予防薬があります。

マダニが動物の皮毛に飛びついた地点でマダニが落ち、咬みつくすきを与えません。

ワンちゃんの一ヶ所に液体になった予防薬を垂らすだけで、4週間から6週間マダニから守ってくれます。 4月~10月までの予防をおすすめします。

ご注意

※お薬は、体重によってお値段が変わりますので、当院まで直接お問い合わせ下さい。

※マダニ予防薬は必ず動物病院処方の安全なお薬をご使用下さい。

マダニが付くから…と、ワンちゃんが草むらで遊ぶのを恐れていませんか?

マダニの習性を知り、しっかり予防・駆除していく事で、もう草むらを怖がらず、思いきり遊ばせてあげて下さい。

これで今年も楽しい夏を過ごして下さい。

当院では細胞移植医療を行っております。ご相談ください。

 

中の道動物病院 苫小牧院

苫小牧市新富町1丁目7-19

TEL:0144-78-3380