イヌとネコの現代病 -第4回-
<椎間板ヘルニア>

チェック項目ヘルニアって?時期は?症状注意の犬種予防法

肥満からくる病気、現代病、ともに上位にある病気。

おうちのわんちゃんも、こわい病魔が近づいていないかチェックしてみて下さい。

当てはまる項目があれば、ヘルニアの可能性またはヘルニアになる可能性があります。

 

□太りぎみ又は太っている

□よくジャンプをする

□段差や階段、ソファーの上り下りをする

□後ろ足だけで立つことがある

□激しい運動をよくすることがある

□抱っこする時は縦抱きだ

□フローリングなどでよく滑ってしまう

□時々フラついたり触ると痛がる時がある

□最近歩きたがらない。段差の上り下りを嫌がる。

□うちの犬はダックスだ

椎間板ヘルニアって?

椎間板は、コラーゲンとゼラチン質から形成され、脊椎(背骨)の骨と骨の間にはさまっていて、運動の衝撃を和らげるクッションの役割と、さらに加わった圧力を分散してくれるという重要な役割を果たしてくれています。

しかし、椎間板の内部にある柔らかい組織がいくつかの原因により(老化や外傷・あるいは先天的などの要因)で、このクッション性が失われ、髄核が外に出てきたり(タイプI)、外側の線維輪が突き出してきたり(タイプII)してしまいます。

それが神経を圧迫・刺激することで、神経痛のような激しい痛みを訴え、重症な場合は神経麻痺の状態になります。

 

発症しやすい時期は?

椎間板の変性・タイプIとタイプIIによって異なり、タイプIでは、2歳までに椎間板・軟骨の異変が起こり、3歳~6歳の発症頻度が高いと言われています。

タイプIIでは、加齢に伴いゆっくり進行し、高齢期に発症が多いと言われています。

 

椎間板ヘルニアの症状

<1>背部に痛みがあるので、背中を丸めていることが多くなります。

・背中、腰を触ると痛がる

・走らなくなる

・腰をかばって歩く

・抱っこしようとすると痛がる

 

<2>後ろ足の先を肉球が上を向くようにすると、すぐに戻さなかったり、戻さないままになったりと、不完全麻痺の状態になります。

・後ろ足がフラつく

・ヨロヨロと歩く

 

<3>自ら動かす事ができる随意運動機能が不能状態になります。

・立てない

・後ろ足が動かない

 

<4>下半身がにぶった状態になります。

・自分で排泄できなくなる

・排泄した事に自分で気づかない

 

なりやすい犬種

とりわけ、なりやすい犬種はもともと、軟骨形成異常の素因を持つといわれる、

ダックス系、シーズー、ペキニーズ、柴、ビーグル、プードル、ヨーキーなどなど

 

予防法

-1-適切な体重を維持しましょう

-2-過剰な運動量や激しい運動、飛び跳ねたり身体をひねったりなどの運動は避けましょう。

-3-段差、階段、ソファーの上り下りはなるべくやめさせて、出来るだけだけ抱っこしてあげて下さい。

-4-抱き上げる時に前肢だけで持ち上げたり、首部をつかむようにして持ち上げるのは絶対に避けて下さい。

-5-足を踏み外しやすい砂利道の散歩はなるべく避けて下さい。

-6-床での滑り防止に、足の裏の毛はこまめに刈ってあげて下さい。

-7-なるべく抱っこの時は、縦向きではなく、地面と平行に横向きに抱っこしてあげて下さい。

-8-グルコサミン・コラーゲン・緑イ貝などのサプリメントで予防しましょう。

 

当院では細胞移植医療を行っております。ご相談ください。

 

中の道動物病院 苫小牧院

苫小牧市新富町1丁目7-19

TEL:0144-78-3380